大人の絵本

大人のあなたに読んでほしい。 オススメ絵本。

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Lisa's Airplane Trip/Anne Gutman

Lisa's Airplane Trip/リサひこうきにのる

I'm Lisa. Guess where I was last week?
作:Anne Gutman 絵:Georg Hallensleben 出版社:Alfred a Knopf 発行日:2001.03

はじめての飛行機ではじめての一人旅。
ごはんに映画にスチュワーデスにコックピット…。飛行機の中はリサにとってめずらしいものでいっぱいです!

「リサとガスパール」シリーズ第1弾です。



ゲオルグ・ハレンスレーベンのかわいくてクールなイラストと、アン・グットマンの楽しい物語が魅力です。
イラスト+文章 で、一つの絵になってるような感じがします。

なので日本語版よりダンゼン洋書の方がオススメ!

20060406223423.jpg


日本語版の方はイラストの上に文字がべチャーっと印刷されてて
なんか不自然です。絵との一体感がない。
それに、ひらがなで綴られる文章の口調が私の中のリサのイメージと違う…。

「英語わかんないよ…。」って人でも簡単な英語なので大丈夫です。
だいたい分かればいいんです。試験じゃないんだから。

Guess where I was last week?
in BIG plane over the ocean.


リサが機内で食べたものもいっぱい載っているので
食べ物の名前を覚えられていいかもしれませんね。


この絵本も紀■国屋で見たら1800円近くしてました。
amazonだと869円なのに。なんでだろう。洋書は高いのかな?
日本って絵本の相場が高いと思います。
1000円以上だと子供が自分で買える金額じゃないですよね。
400円のマンガを手に取るのも仕方ありません。

もっと気軽に買える存在になって欲しいです。

私の為にも(笑)



Lisa's Airplane Tripの続きはこちら。
Lisa in New York


ニューヨークに着いたリサはハリソンおじさんの案内で街を観光します…。


テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

ごんぎつね/新美南吉

ごんぎつね

次の日も、その次の日もごんは、栗をひろっては、兵十の家へ  もって来てやりました。
作:新美南吉 絵:黒井健 出版社:偕成社 発行日:1986.9

いたずら好きの狐のごんは ある日、兵十の捕まえたうなぎを逃がしてしまいます。
その数日後、兵十の家でお葬式があり ごんは兵十のおっ母が亡くなったことを知ります。

新美南吉の名作「ごんぎつね」に黒井健が絵を添えました。




その晩、ごんは、穴の中で考えました。
兵十のおっ母は床についていて、うなぎが食べたいと言ったにちがいない。それで兵十がはりきり網を持ち出したんだ。
ところが、わしがいたずらをして、うなぎをとって来てしまった。
だから兵十は、おっ母にうなぎを食べさせることができなかった。
そのままおっ母は、死んじゃったにちがいない。ああ、うなぎが食べたい、うなぎが食べたいとおもいながら、死んだんだろう。
ちょッ、あんないたずらをしなけりゃよかった。


ごんは悔やみます。そして独りぼっちになった兵十にせめてもの償いのつもりで 毎日栗や松茸を届けます。

兵十は毎日届けられる送り物を不思議に思いました。
そして、独りになったわしへの神様からの贈り物なんだろう と考え神様にお礼を言います。それを聞いたごんは、届けてるのはわしなのになぁ と思いながもまた栗を届けるのでした。

ある日、兵十が縄を結っていると 裏口から家の中に入っていく狐の姿が見えました。それはいつかの うなぎを逃がしたいたずら狐でした。
「ようし。」
兵十は火縄銃を手に立ち上がります。そして…



ごんは倒れます。

土間には栗がまとめて置いてありました。

火縄銃からのぼる煙が もう戻せないことなんだと 淡々と 語ります。


理屈なしで、ただ切なくなる絵本です。

報われない、伝わらなかった、救われなかった。

でも、伝えたかった。償いたかった。

ごんの無念な気持ちと兵十のやるせない後悔の念が

ひしひしと伝わってきます。


絵本にでてくる文章は、原作のごんぎつね全文ではなく抜粋した形になっています。表現も少し現代風に変更してあります。
しかし原作の雰囲気が120%表現されているのはやはり黒井健の絵の効果だと思います。文章ではなく絵が主人公の絵本です。


ごんぎつねは国語の教科書に採用されていたので知ってる人も多いと思います。

ただ、教科書に載っていたということは 教材としてのごんぎつねしか知らない方も多いのではないでしょうか。

Q:ごんの心が変化したのはどこからですか?
Q:その時 とはどの時ですか?
Q:この中で慣用句を答えなさい。
Q:火縄銃の青い煙は何を意味しているでしょう?

こんなつまらない問いかけをして、子供達がほんとうに物語から感じ取るべき大切なものを 遮って 分からなくさせている。

そう問うようマニュアルに強要されている先生達。
その問いに対して的確な答えを求められている子供達。

その時 子供にとって「物語」はただの「文章」でしかない。

なんてくだらない教育なんだろう。

正しい答えなんてないのに。

国語の教材にはすばらしい作品がたくさん採用されているのにもかかわらず、
人々の記憶に残るものは少ない というのも、

日本のこんな教育方針が原因かもしれません。

とても勿体無い気がします。

絵本は、物語は、頭ではなく心で感じ取るものだと

私は思います。


テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

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